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欧州グリーン首都賞受賞都市の取組 2009.3.19
  欧州委員会による第1回グリーン首都賞にストックホルムとハンブルクが表彰された。ストックホルムが2010年のグリーン首都になり、2011年のこの賞はハンブルクに渡されることになる。2月23日ブリュッセルで開催された第1回欧州グリーン首都賞の表彰式で欧州環境担当委員のスタボロス・ディマス氏が発表した。
  最終選考に残った都市は、アムステルダム(オランダ)、ブリストル(英国)、フライブルク(ドイツ)、ハンブルク(ドイツ)、ミュンスター(ドイツ)、オスロ(ノルウェー)、ストックホルム(スウェーデン)の8都市。これら全ての都市は、長年にわたる国際的にも知られた環境面での実績を持つとともに、イクレイの会員でもある。
  評価委員会は、環境の分野で国際的に知られている専門家達で構成されており、最終審査には、欧州委員会、欧州環境庁(EEA)、ICLEI-持続可能性をめざす自治体協議会ヨーロッパ事務局、欧州交通・環境連盟(T&E)、EU加盟国首都連合、EU地域評議会の6者が参加。
  イクレイヨーロッパ事務局長のジノ・ヴァン・ベギン氏は「8都市全てが質の高いプレゼンテーションを行なった。どの都市も環境面でのフロントランナーであり、選考はとても大変だった。全ての都市におめでとうと言いたい」と受賞した2都市と最終選考まで残った都市を称えた。また、「ディマス氏は特にハンブルクとストックホルムが持続可能は発展の分野、特に包括的かつ革新的な“地域で実行可能な”方法で、気候変動と闘ういくつかの野心的な目標を設定していることに感銘を受けていた」と話した。

  ストックホルムが評価された点は、その全包括的なヴィジョンで成長と持続可能な発展を結びつけたことである。将来計画には、2050年までの脱化石燃料の達成や部局横断的に機能する環境に配慮した強固なプログラムや手法が盛り込まれている。同市は気候変動と長年闘ってきた。2006年にはイクレイとともに「CO2排出ゼロの未来」という会議を開催し、参加地域に力を合わせて地域レベルで温室効果ガス排出削減を約束するよう求めた。スウェーデンの首都である同市はまた、渋滞税を先駆的に導入して自動車の利用を減らし、CO2の排出を減らしている。
  ハンブルクは、広範なアプローチと政治の約束、そしてしっかりとした環境面でのビジョンが賞賛を受けた。同市は気候保護に関する野心的な目標を設定し、それを達成するためのインフラを適切に配置している。また、住民のほぼ100%が300メートル以内で公共交通機関にアクセスできるという卓越した輸送システムを持ち、住民の生活の質の向上にも寄与している。
  評価委員会は、「8都市は全てが欧州グリーン首都になる可能性を持ち、また世界中の都市にとってモデルとなる役割を持っている」と、最終選考に残った全ての都市を称えた。審査員もまた、最終審査に残った都市は特に環境マネジメントシステムが適切に置かれている場合、全ての分野で長所を見せていたと話した。

アムステルダム しっかりとした目標、計画、気候変動に関する予算、よく練られた普及プログラムと輸送システムが賞賛された。

ブリストル 英国における環境への関心の喚起、未来への野心的な手法と計画とともに、普及プログラムが特に高く評価された。

コペンハーゲン 交通システムと人々の移動に関する計画、2015年までに自転車通勤を50%にするという野心的な目標が印象的

フライブルク 公園や水辺へのアクセスよしやすさや数々の効果的な方法で実行してきた大気をきれいにする計画などが評価

ミュンスター 気候変動に対する予算面と目標達成のためのしっかりとした実行に得点

オスロ 公共交通機関の利用のしやすさと、緑や水辺へのアクセスのしやすさや自転車ネットワークの拡大

 欧州グリーン首都賞は、ヨーロッパの都市における優秀事例の紹介や交換を通じて多くの都市が更なる行動を行なうため、その努力を称え促進するために企画され、欧州委員会のイニシアチブで行なわれたものである。2012年の欧州グリーン首都賞の募集は今年9月から行なわれる予定。
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